rs72’s diary

音楽や楽器、写真、ふるーいMacintoshなどなど、まったく飯の種にならないことばかりツラツラと

ダウンタウンも一瞬見つつ

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生まれてこのかたマトモに見たことがなかった紅白。2018年大晦日、初めて1人以上見ました。なんだこの表現。ほんと、今まで、1人として最後まで見たことない。そのくらい見たことがなかった。

全編通してではないけど、なんとなく結構見た。

 

松田聖子は短すぎるだろ。ありゃひどいよ。もっとちゃんと歌わせてやれよ。ひでぇよ。なんか事情があるんかね。

キーが異様に低かったのは歌唱法の変遷とも関係あるのかなぁ。初期のは太く伸びやかな歌声が特徴で、その辺りが今は不可能なのかもしれない。でもそれでも、あと半音は上げられたんじゃないかな。

選曲は悪くなかったと思う。つうかね、風立ちぬをやるなら、そう、この曲をやるなら、ユーミンのバックにいた連中が生演奏してやれって。大瀧絡みで鈴木茂がやれって。つられて松任谷も林立夫小原礼も武部もやれっての。いや、ユーミンだからこそのティンパンアレーなのはわかるんだけど、細野がいないんだからさ、そこはいいじゃないの。

やはり石川さゆり津軽海峡冬景色のほうが断然いい。そして、布袋の存在理由がよくわからず。

MISIAがすごかった。aikoは見逃した。

星野源は天才だと思うけど、NHKの要望に応えすぎで散漫に。ようするにNHKの演出がひどい。残念。前半にも出てたけど、そちらでは高畑充希の特殊っぷり(すげ小さい&オッサンの扮装)もあいまって楽しかったのに。

米津玄師は、意味不明な舞踊が不気味で不気味で音がマトモに耳に入ってこなかった。ああいうの音楽の邪魔。ちゃんと聴き直します。

前述のユーミンは触れずに進みます。察してください。前述の演奏陣は素晴らしかったです。

そしてトリのサザンが見られてよかった。

もう完全に普通のライブ。

紅白らしさは、有象無象が居る、というあたりで、ようするにそれがなければ紅白という枠を利用したサザンの単独ライブ。

演奏の精度からすればティンパンアレー+小原&武部のほうが圧倒的なんだろうけど、彼らのような『ここの一音が』とかではなく、サザンの『ここでドカーン』な感じのほうが、桑田のロックンロール気質にはよく合っているのでしょう。色んな音をとにかく鳴らせ、と。

そしてその桑田はやはり圧倒的で。

なんでしょうね、ちゃんと聴いたことなんてなくて。もちろん、エリーやらシンドバッドやらチャコやら知ってるけど、これらを含め多くの曲を耳にしてはいるんだけど、ちゃんと聴いたことはなく。復活したときの『みんなのうた』くらいかな、ちゃんた聴いたのは。

いま紅白の『希望の轍』をリピートして聴いてるんだけど、すっごくイイ。

テレビで何度か見かけた演奏では、うーんなんだこの音の軽さは、と感じ続けたんだけど、(音響的に)適度なサイズのホールという環境もあってか、とてもイイ。ドラム音の処理が軽過ぎるというか硬すぎるけど、それでも楽しく聴ける。

語弊を恐れず書くと『嗚呼、サザンもスピッツヒロトマーシーやピーズやRCと同じく、いいバンドなんだなぁ』と。

この会場にいたら楽しかったろうなぁ。観覧応募してみますかね(笑)