rs72’s diary

音楽や楽器、写真、ふるーいMacintoshなどなど、まったく飯の種にならないことばかりツラツラと

Powerbook 520とMacTCPでネットへゴー

とりあえず、Powerbook 520でのメール送信は現時点ではあきらめました。

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やはりセキュリティ関係の設定が、当時のソフトではまず無理で。どうしてもその壁は乗り越えられない。こればかりはいかんともしがたい。

さて手元には実は、最新系のMacintoshが無いわけではない。10.12だか10.13が走るのがある。そちらを使えば何もかもスムーズなのは言うまでもないんだけど、そちらは音楽製作に使おうと思っていて、こういった、なんというか、思考をストップさせたいがためにやっているような作業には使いたくない。

なので、Old Macintoshをいじるときの母艦は、Powerbook G3(Wallstreet、OS9.2)とeMac(G4 800MHz、OS10.3)ということになります。特にWallstreetは大活躍。

何よりシリアルポートがあるのがでかいです。Old Macintoshとのファイルのやり取りがとっっっても楽だし簡単。

これが同じG3でもこのあとのモデル(Pismoとか他のも)ではシリアルポートがなくなってしまい、ダメ。もちろん一世を風靡したカラフルなiMacなんかもダメ。使ってると楽しそうなのは間違いないけど。だからeMacももちろんダメ。ただ、WallstreetとeMacはLANでのファイルのやり取りはできるので、大きなファイルなどはeMacでダウンロードしてからWallstreetへといったことはやります。

さてそんなOld MacintoshをサポートするWallstreetとeMacですが、これらも、Old Macintoshほどではないけど、随分と不自由があります。ウェブブラウザがSSL通信に対応していないためにhttpsのページを見られない。メーラーなんかも認証の関係でことごとくダメ。ようするに68Kと大差ない、と。

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そんな中、ようやく、名前だけは見知っていたけど、ようやく入れました。Classilla。開発が終わったNetscapeを改造し続けているようだ。よってブラウザだけでなく、メーラーも付属する。しかも比較的最新(数年前で開発が止まってる)のセキュリティ関係の仕様をきちんと備えつつ。

www.floodgap.com

最高です。まずメールが使えるようになりました。これはでかい。Old Macintoshでいじったことをすぐ横でメールにしたためてiPhoneに送れる。今までは写真撮って、iPhoneあるいは他のパソコンで文章を打って、そして投稿、といった感じだったけど、画面の様子はスクリーンショットで処理すればいいし(今までは、スクショしてもそれをiPhoneに送る術がなかった)、こうしてWallstreetでメール打って添付すればいいし。とっても楽しくなった。

Gmailも使えるかもだけど、とりあえず他のフリーのアドレスをゲットして、そこから送信してます。フリーのも今は認証関係がちゃんとあって、それを設定できないと送信できなかったの。これでようやく遊べるよ。

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そんなこんなで、先日のPowerbook 520c & 漢字Talk 7.5.3 & Open Transport & ASANTE EN/SCでのネット接続に引き続き、Powerbook 520 & 漢字Talk 7.1 & MacTCP & AAUIトランシーバでのネット接続に成功しました。

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さすがにMacTCPは手こずりました。何が正解なのかもよくわからないままにトライ&エラーの連続。最終的にIPを固定で振ったら繋がりました。あまりよろしくないんだけど、でもまぁ実害もないでしょう。

以下はNetscape Navigator 3.01jaでの閲覧画面です。

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日本語のはOld Macintosh界隈では大変著明な田中先生のページ。はるか昔、このページ(と言っても当時は全然違うページだったけど)を見てLC475を買おうと思ったのでありました。今回、他のページは文字化けして見られなかった。

mtlab.ecn.fpu.ac.jp

あとは先日も載せた古いドライバーソフトを集めたページや古い機種の紹介をしているページ。

やはり68Kではこれが限界(Classillaは8.6以降)。どうあってもhttpsの壁は乗り越えられない。もしかして、もしかして、もしかして、プロキシサーバーを介せば可能なのかも知れないけど、そこまでするか?っていうのもありまして。ま、気が向いたら。

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Wallstreetでメール送受信が出来るようになったので、他のMacintoshで文章を作って、それをメールにするなんてのも可能になりました。直接メールできればいいんだけど、もはやそんなソフトはないので、SimpleTextなどで文章作成をして、それをLocalTalkでWallstreetに送り、それをWallstreetでメール送信という流れになります。もどかしいけど楽しい。

外部に繋がないネットワークであれば内部的にメールサーバを立てるっていう方法もあるんだろうけど、そこまでの労力よりは、現時点では、少なくとも一台、しかもシリアルポートのあるMacintoshからメール送信ができるというだけで十分かな。うん。

今回はこれをiPhoneに送って、iPhoneから投稿するけど、今度はWallstreetからメールで記事を投稿してみたい。古いMacintoshの中だけで完結してみたい。

とにかくも、こうして、スクリーンショットを載せることが出来るようになって嬉しい。なにより見た目がキレイ。あ、PICTからJPEGへはフォトショを使ってます。白黒2値だとJPEGになってくれないのでグレースケールに変換してから。フォトショで使える機能が自分の能力的にそのくらいしかないというのは秘密です。