rs72’s diary

音楽や楽器、写真、ふるーいMacintoshなどなど、まったく飯の種にならないことばかりツラツラと

Powerbook 520をとっかえひっかえしてちょっとした修理

現在手元には3台のPowerbook 520があります。

A.
数年前に購入したもの。モノクロ。メモリーは36MBだったかな。HDDは240MBだったか。でも液晶がダメになっちゃって;;;残念無念な状態。しかも、1ヶ月くらい前には起動したのに、最近はまったく反応しなくなってしまった。通電してるのかどうかも怪しい状態。

B.
最近購入。モノクロ。メモリー12MB。HDDは160MBくらいかな。動作未確認品で購入。上記Aの液晶と取り替えてみよう、というつもりで購入。でも全然普通に動く。先日ブログにも上げましたね。それです。急にAが起動しなくなったし、これはこれで使おうかな、と。現在、漢字Talk7.1。どうしてもネットに繋がらない;;;

C.
こちらも最近購入。カラー(520c)。メモリーは36MB、HDDは240MBくらいだったかな。これも最近ブログに載せたやつです。でもハードディスクが反応しなくなった。どうにもなりません。

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そんなわけで、AのハードディスクをCに載せ換えました。

今となっては分解の方法もそれほど見つけられないんですが、かなり簡単です。一応リンクもしておきます。

jp.ifixit.com

とりあえず用意すべきは星型のドライバー。アマゾンなどで色んな太さのをセットにしたのが1000円未満で買えます。それで十分。ホームセンターとかには意外と無いのかも?

本体を裏返すと、手前側に4つ、真ん中というか中段ほどの両脇に2つ。完全に分解するには全て外しますが、ハードディスクの交換だけなら後者の2つだけでOKです。これで筐体を表に返し、キーボードを外せるようになります。

キーボードには接続ケーブルが繋がってますが、これも無理して外さなくて大丈夫。ずらしておけば大丈夫。

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本体を正面に見て左側にあるのがハードディスク。ネジを外して、取り外すハードディスクから端子を取り外して、取り付けるハードディスクに端子を取り付けて、またネジ止めして。これで終わり。

とーーーっても簡単。

その後、漢字talk7.1を入れて試運転。まったく問題ありません。よしよし。

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交換が簡単ゆえ、ストックとしてSCSIの2.5インチのハードディスクが欲しいんだけど、もはやお宝レベルの高値がついていてどうにもなりません。なんとしてでも68KのPowerbookを使わなくてはならないんだ!という方を除いては、今さら手を出すのはほんとに不経済の塊ですのでやめましょう(笑)

だって、たとえば68K Powerbookの稼動品を1万円前後で購入できたとしても、SCSIの2.5インチのハードディスクが160MBで2万円とかですから(笑)

なので、動いてるなら、そこからは欲張らず、大事に使う、というのがまず第一かと。

160MBとかのハードディスクでも、正直、現代では使い道が思い切り限られている68K Powerbookでは、ほんと十分なのです。アプリ類も数MBというものばかりですし(新しいアプリなんて当然動かない)。

少ないなぁと思うかもしれないけど、これでも相当使えるはず。ファイルサーバーにしようなどと思わなければ。そういうのはMac miniとかに任せるほうがいいです。あ、68Kは2GBを超える領域にはアクセスできないんだっけ?OS側の制限だっけ?あ、それに、Localtalkを使いたいなら、どうしてもせいぜいPowerMacintoshあたりまでか(青色G3以降はダメかも?)。PowerbookだとG3(Wallstreet)まで。

私はPowerbook G3(Wallstreet)をファイルの置き場にしていて、必要なものをそこからLocaltalkを使って持ってくるという方法をとっています。状態のいいPowerbook G3(Wallstreet)を見つけたら買いです。特に、フロッピードライブユニット付きのものを。

話を戻して、Aはもうどうにもならないかなぁと思ってます。抜き取れるだけのパーツは抜き取るつもり。液晶は無理に修理しなくても、BとCの液晶が元気なので、どちらかがダメになったら、そのときに初めてどちらかを修理という流れでいいかな、と。ちなみに520用の液晶は1万円弱で今でも手に入ります。もちろん中古だけど。

当初は元気だったAの液晶を交換することだけを考えていたんだけど、いつの間にか3台になってしまい、しかもきっかけのAはダメになってしまったという、自分でもどの520をいじってるのかわからなくなりそうだ、というお話でした。