rs72’s diary

音楽や楽器、写真、ふるーいMacintoshなどなど、まったく飯の種にならないことばかりツラツラと

Powerbook 520c、漢字Talk 7.5.3でウェブへゴー!

先日載せたPowerbook 520c。漢字Talk 7.5.3を入れるところまでは問題なし。

このあと、なんとか7.6を入れようとしたんだけど、手持ちのディスクが傷みまくっていて読み込み不良。悲しい。。。

そもそもなんで7.5.3やら7.6かというと、Open Transportを使いたいから。

じゃあなんでOpen Transportを使いたいか。

MacTCPの設定で行き詰ったため。

どう設定してもどうにも繋がらず、そもそもなんでこんなに設定しなくちゃいけないんだ、と半ば逆切れ気味に(笑)

そんで、「嗚呼そうだ、7.5あたりからOpen Transportってのを使えるはずだ」ということなのです。

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さて、7.5.3を入れてはみたものの、Open Transportは何処???

機能拡張とかにもないし。

そしたら全然別のところにあるのね。「ネットワークソフト選択」ってのが。これでOpen Transportを選択。

あとはLANアダプタの設定。

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ネットに繋ぐ物理的なアダプタは、ASANTEのMICRO EN/SC。SCSIポートに直結するタイプ。PowerbookSCSI端子用なのでスッキリ直結。変換端子が見つかればデスクトップでも使えるのかも???

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さて、このドライバが見つからずに苦労した。

www.3rz.org

著名なMac Driver Museumにリンクはあるんだけど、なんと中身が無い。古いバージョン(5.2.9)はダウンロードできるんだけど、たしか7.5.3だと新しいほう(5.6.1)を使うとかどっかで見かけて。

これはホント苦労した。

もはやこんなドライバソフト、見つからなくても不思議はないんだけど、どうにかこうにか見つけて、しかも古いMacintoshからはアクセスできず(ブラウザがSSL通信に対応していないため)、Windowsでダウンロードしてフロッピー(当然DOSフォーマット)に入れて、それをPowerbook G3(Wallstreet)で読み込んで、マウントして、それをあらためてフロッピーに入れて(この段階では当然Mac標準フォーマットに)、ようやくPowerbook 520cに持ってくることが出来た。

ドライバのインストールは特に何も設定せずにインストール。最初からEN/SC用のドライバがインストールされる明示がされていた。たまたまなのか、インストーラーがちゃんとSCSI端子を見に行くのかよくわからないけど、簡単ではあった。

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ここまでで、ようやく「モノ」が揃った。あとは設定。

最初、Open Transportで使うアダプタを「Slot13」とかいうのを設定したらまったく反応せず。

なので「Ether代替」を選択したら、、、繋がった!!!!!

うれしいーーーーーっ!!!!!

少し引っかかったというか、戸惑ったのが、MacTCPだと、コンパネの「ネットワーク」でどのアダプタに信号を繋ぐかっていうのを設定するけど、Open Transportでは不要。というかOpen Transportを選択して再起動したら「ネットワーク」は消えていた。

また、Appletalk、という項目が出てくるけど(ネットワークとほぼ同じ内容)、こちらも設定不要。というか、いじるとエラーが出る。切り替えできない、とかね。ここでドはまりしたの。

結局、Open Transportだけ設定すればよかったんだね。

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下の画像はNetscape Navigator 3でMac Driver Museumを表示したところです。

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Mac Driver Museumはhttpsとhttpがあって、httpsのほうは表示できません。つうか、接続できません。前述のリンクはhttpのページです。

Googleも接続できますが、結局、httpsのページは接続できないので、大半のページが見れません(笑)

それでも嬉しい!

あ、Netscapeの設定で、画像の読み込み、JAVAJavaScriptは全て「切り」にするのがコツ。特にJavaScriptは有効にしておくと大量のエラーで画面が埋まります(笑)

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Powerbook 520cにはAAUIがあるので、LANアダプタについては、ここで使ったEN/SCなんつう激レア品を使う必要はまったくなくて。AAUI用の10BASE-Tトランシーバを用意すればいい。これは今でも中古がそこそこ出回ってますので入手できます。

EN/SCのようなSCSI端子と接続してLAN環境を実現するハードは、Powerbookだと170や180あたりまでに使うのが正解。デスクトップのPlusにも使えるのかも?と一瞬思ってしまいますが、EN/SCの電源をADBから取るため不可能です(PlusにはADBが無い)。他にもSCSI接続用のLANアダプタは存在し、ACアダプタで電源を取るタイプがあるので、そちらを使うことになります。

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課題として、httpsのページを見られるようにする、ってのがあります。これはなにも68Kに限った話ではなく、OS Xでも起こります。10.3か10.2くらいでも起こります。SSLに対応したブラウザが提供されていないためであり、SSLが必要ならOSのバージョンを上げろ、と。

解決方法は明確で、プロキシサーバーを立てて経由させる、なんですが、それはまた別の過程になるのでここでは書きません。

当面は、SSL接続が必要なページから何かをダウンロードしなくてはならない場合は、Windows機でやるようにします。

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もう一つ。

Open Transportは漢字Talk7.1でも動くのかな???

だとすれば、Powerbook 520cにはやはり軽めの7.1のほうがよく、そちらでOpen Transportが使えればなかなかナイス。

OSのバージョンが高くないと使えないソフトを使う予定はないので、OSは軽いほうがいい。

モノクロの520は7.1なので、そちらで試してみます。それで出来たら更に楽しい!