順調に四苦八苦しながらLinuxを楽しんでおります。
今回はSalixです。情報が少ない。より使いやすいのかも?という派生のSlackelにしたかったんだけど、アップデート関連でエラーが多くて、こりゃダメだ、と。なのでSalixです。ハードウェアは少し前に載せたかもだけど、msiのU100を。
「Salix」https://www.salixos.org/
インストールや環境設定、日本語入力環境の構築については、あれやこれやそれやなので、省きますが(全然有用な情報にならないね)、Puppyはさておき(すっごく簡単だから)、他のLinuxと比べて特段難しいということはないように思います。むしろ他のLinuxは癖が強いのが多く、そこを感じとって接していくことの難しさがあるように思います。
その点、Salixは、情報の少なさでの苦労はありますが、ひとまず、インストールすれば、表示は日本語になっています。文字化けもなく。但し、純粋な日本語フォントではないため少し妙な感じではありますが。それでも、そこからアップデートなども問題なく進みますし、パッケージのインストールも問題なく進みます(インストールしても使えないのがあるのは別な問題)。私は使いませんが、LibreOfficeも勝手に入ります(但しメニュー等は英語)。
多分、一番の問題は、インターフェースなどのデザインが猛烈にダサいことかと(笑)なんでしょうね、ほかのLinuxは見た目も凝っているわけです。凝るというか、デザインしました、という感じがあるのです。しかしSalixは、なんも考えてないだろ、というダサさです(笑)。大差ないかもしれませんが、アップした写真は、だいぶマシになった状態だとお考えください(笑)
画像はある程度環境を整備した後の状態です。パネル(タスクバー)を上にして、アイコンを右に整列して、なんとなく昔のMacintosh風に。壁紙は安定のClaudia Cardinaleで。
*****システム情報*****
NAME=Salix
VERSION="15.0"
ID=salix
VERSION_ID=15.0
PRETTY_NAME="Salix 15.0"
ANSI_COLOR="0;34"
CPE_NAME="cpe:/o:salix:salix_linux:15.0"
HOME_URL="https://salixos.org/"
SUPPORT_URL="https://forum.salixos.org"
BUG_REPORT_URL="https://forum.salixos.org"
VERSION_CODENAME=stable
*****ハードウェア情報*****
*-memory
description: System memory
physical id: 0
size: 1990MiB
*-cpu
product: Intel(R) Atom(TM) CPU N270 @ 1.60GHz
vendor: Intel Corp.
physical id: 1
bus info: cpu@0
version: 6.12.2
serial: 0001-06C2-0000-0000-0000-0000
size: 1496MHz
capacity: 1599MHz
width: 32 bits
*****
私の基本的な楽しみというか、このLinuxは遊べるぞ、という基準は大きく分けて以下の2つ。
1.日本語入力がそこそこできる
定番はFcitx-Mozcという組み合わせだと思うのです。少なくとも私が試してきた多くはそれでした。極めて優しいPuppyは原則それ。
でも、たとえばSlackwareが元になっているディストリビューションでは、Fcitx-mozcが原則、というわけではないようで、しかも、最初からは入ってないとかで。
ibus-Anthyというのを使ってみたんだけど、どうにもなんだか遅い。遅い上に挙動も怪しい。それを解決するだけの知識もなければ、根気もないので、不人気かもだけど、ibus-kkcという組み合わせを使ってみたら、こちらは結構軽快で、なかなか良い。変換の能力が低い気もするけど、レポート作ったりしてるのではないので、こんな程度で充分。なんというか、ふっっっるい一太郎&Atokを使ってる気分です(笑)
ネット上では、Salixや同じくSlackware由来のSlackelでFcitx-mozcを使おう、というページがチラホラ見つかりますが、いずれも、かなり特殊に感じます。あーしてこーしてそーして、といった。それではもはや、「え!?Salixって日本語入力できないの!?」とまで感じてしまいます。印象として。
でも、普通に、ibusとkkc関連をワケわからないままにとにかくダーッと、以下に書いたパッケージインストーラーを使ってインストールして、ちょこっと設定ファイルに記述すれば、この通り、使えるようになります。
物書きではないので、極端に無理を強いるような日本語変換でなければ、どーにかなるものです。母国語なのですから。mozcでないとダメだ、なんてあるわけがないのです。事実、kkcでここまで問題なく書けています。(「々」が出なくて困ったんですが、たぶんですけど、辞書ファイルを追加したら、出るようになりました。)
万能なものなんて無い、というのと、古くからパソコンに触れている身としては、このくらいの変換能力で充分、というところでもありますが。
2.アプリを入れるソフトがある
これも、基本的には、何かしら入ってるんですけど、入ってないのもあるんですよね。拾ってきたファイルを使えるように自分で変換しなくちゃいけない、とか、そもそもGUIではなくテキストで命令を出さなくちゃいけない、とか、そういうのは、まだ私には早い。いや、永遠にイヤかも(笑)
Slackwareベースのはそもそも動きが軽くていいんだけど、GUIでいろいろやるのは邪道だ、的な感じのようで(ちょっと違うかな?)。でも、そこから派生したSalixには最初からパッケージインストーラーが入っていて、ほぼほぼこれで事足りる。設定を書き込んだりしなくてはいけないとかはあるけど、そこらへんは先達の皆様のお知恵をネットから拝借しております。感謝感謝。
Salixで詰まった点は、日本語入力を自分で入れなくてはいけなかったこと。上記のとおり。そして、ネットにある説明はほぼ全てAnthy(あるいはFcitx-mozcを目指すもの)のもので。しかしそれは私にはどうにも遅くて。自力でkkcにしました。今のところ順調!
ブラウザはFalkonが入れば文句なし。Dilloも欲しいけど、パッケージインストーラーにはなかった。まぁいいです。
そんなこんなで、今まで使ってみたLinuxの中では、Salixは、設定は正直面倒だけど、それでも、なんというか、OS側の癖が強すぎて(親切に作っているつもりでも、その親切が自分に合わなければ、単なるお節介だし、うざったいし、ということになる。単純に、製作者の癖が強いというのもあります)使いづらい、ということがなく、また、その反対に、あれもこれもそれも自分でやらないといけないのはキツい、というワガママもある中、とても頃合いがよろしいかと。
その辺、Puppyは、なんでもかんでも入ってるけど、お節介な感じはなくて、ちょっと特殊な立ち位置なのかなとも思います。たとえば、軽いLinuxの比較みたいなページで、参考扱い、みたいな扱われ方をしてるのも見かけます。ある種、邪道なのかな?
でも、Linuxの入口としてはPuppyはとても優秀だと思います。私も、そもそもPuppyから入り、そこでLinuxでのパーティションの扱いを学び、フォルダの名前に馴染み、といった流れがあります。
他方、いくらPuppyが軽くても、いくらantiXが軽くても、なんせネット上のデータが重くなっているので、やはり、遅いパソコンではYouTubeはきついのです。ブラウザで見ようとして、たとえば、FalkonでもFirefoxでもいいですが、立ち上げて、そこまではどうにかなるでしょう。Falkonなどはとても軽いので、パソコンが甦ったかのような感覚になるでしょう。しかし、YouTubeのデータは重い。ものすごく重い。
身もフタもない言い方をするなら、古いパソコン、少なくとも、コアが1つで1GHzといったパソコンでは、YouTubeは諦める方がいい。よほど効率的なアプリがあるというなら別だけど、そうでないなら、そこで頑張るだけ時間の無駄です。
CUIベースでのYouTube閲覧ソフトであれば、そこそこ動くのもあるんだけど、そこまでして見ますかね???これしかパソコンがないならそこも頑張るかもだけど、そうでないなら、そこまではしないでしょう。
反語的になるけど、では、YouTubeを見られない(ようするにネットの動画を見るのはなかなか厳しい)パソコンに用があるのか???という疑問もわきます。
しかし、古いパソコンを楽しむとき、そういった疑問を持ってはならないのです(笑)