rs72’s diary

音楽や楽器、写真、ふるーいMacintoshなどなど、まったく飯の種にならないことばかりツラツラと

MSI U100に替えて

処理速度の問題で、FMV-7220での実験はいったんやめて、代わりにMSIのU100を引っ張りだしてきました。つい最近まで、WindowsXPで、仕事に使っていました。もちろん外部とは一切繋がずに。仕事用なのでその点は気を付けてました。

基本スペックは以下の通り(ネットの情報から)。メモリーはさすがに2GBにしていますが、他はこのままです。SSDにもしてませんし。

Intel Atom N270 Processor @ 1.6 GHz
1 GB of DDR2-667 Memory
Intel 945GSE / ICH7-M Chipset
Integrated Intel GMA 950
160 GB 5,400 RPM Hard Drive
802.11 B/G/N and Bluetooth Wireless Networking
10/100 Wired Ethernet
Realtek High Definition Audio
1.3 Megapixel Bezel Camera and Microphone
4-in-1 Memory Card Reader
10" Widescreen LED Display, 1024 x 600 Resolution
3 x USB 2.0 Ports
VGA-out video port
Headphone & Microphone jacks
10.23" x 7.08" x 0.748"-1.24" (W x D x H)
2.6 Pounds (w/ 6-cell battery)
6-Cell 5200mAh Lithium Ion Battery
Windows XP Home Edition (32-bit)

こんな化石なスペックでもFMV-7220と比べたらやはり速くて。

CPUクロックこそ本機が1.6GHzに対してFMV-7220が2.2GHzとFMVのほうが数値では上回っていますが、メモリー(作業場)が倍以上になっているのと、これは勝手な想像で、CPU自体の効率がよくなってるのかなぁ、と。その周辺の回路も。

また、そもそもだけど、FMV-7220が2003年の発売なのに対して、MSI U100は2008年。さすがに5年は大きいかと。5年も経って大して変わらんとなるとね(笑)

そんなわけで、相変わらず32bitですが、格段に作業しやすくなりました。

念のためですが、32bitが好きなわけではありません。手元には64bitのが普通にゴロゴロありますし、普段はそちらです。ただ、古くなったパソコンでなにか遊べないかな、のはあって。

雑な感想としては、WindowsでもLinuxでも、重くて無理かな、という作業の種類は同じということ。Linuxなら可能、ということはない。もちろん、最新のWindows11を無理やり走らせた上で、ほらLinuxのほうが軽いでしょ、というのは簡単だけど、それはフェアじゃない。目指しているところが違うのだから。

そうではなく、もともとこのパソコンのデフォルトだったWindowsXPと、導入したPuppyであれば、OSの状態での差はあまりなく、そうなれば、実際の作業でどのくらいの速さ遅さがあるかを判断しやすい。その上で、やはり重いものは重いね、と。

さて、この機種固有の問題っぽいのは、ISOをRufusで焼いたUSBメモリーで起動できないことが結構ある。でも、できないわけがない、と言い聞かせ、抜き差しをしていたら認識した。メモリーを替えても同じ現象なので、もしかしたらこの機種固有の問題かもしれない。いずれにしろ、挿すタイミングみたいなものなので、どうにかなります。

いま現在入れてみてるのはBionicPup32。以下はSysInfoから。

Operating System:
Distro Name BionicPup32 19.03 (x86)
Woof-CE Build testing;97fb55e;2023-11-01 17:50:42 +0000
Woof Version 8
Binary Base ubuntu
Distro Base bionic
Distro Date Nov 2023
User Session x11
Window Manager JWM v2.4.3
Desktop Start xwin jwm

FMV-7220に入れたときは、「うーん動くけど楽しく使えないモッッッサリ感だなぁ」という印象で。「嗚呼、Puppyも新しくなればなるほど洗練されて重くなっていってるのか、、、」とも感じました、勝手に(笑) そのあたりは、実際、少しずつ重くなっていってるとは思います、ほんとに。まったく重くならずに機能だけは新しくしろ、というのはさすがに無理ですもんね。それ言い出したら、DOSの軽さのままで何もかもできるようにしろ、というようなものなので。

もっともっと軽いと言われる「Quirky7-light-RC」は、まず、マウスの動きがものすごく遅くなり、(目に見える)設定をいじっても、すこーしは変わるけど、実用的な動きにならなかった。しかも、7220ではその状態で、加えてU100ではまったく動かなかった。

猛烈にコンパクトと言われているantiXも入れてみたけど、よくわからなかった(笑) 7220ではそもそもUSB起動が不可能で、インストール用ISOのサイズが大きくて、試すことができなかった。なのでU100で初めて使ってみた。たしかに軽いと思う。そして、自分で分かって使う範囲が広いな、と。ようするに、知らないといけないことが多いな、と(いや、知ったほうがいいんですけどね)。antiXについてはまた試すと思います。

横道にそれますが、DOSでやっていた作業の範囲を自分が超えたかっていうと、さほど超えてない気もして。

もちろん、サービスとしての、たとえばYouTubeやAmazonPrimeとかは、DOS時代からは考えにくい(そういった世の中になるんだろうなぁと想像していたけど、しかし、DOSのままでできるだろうなどとは考えなかった)ことではあるんだけど、手元での作業、たとえばワープロ一太郎)だとか表計算(Lotus123)だとか、当時とやっているレベルは同じだよなぁ、と。なんなら表計算で使う関数の種類も当時から特に変わっていないなぁ、と。

DOSのままで実装ができていれば軽いままだったのかな。Windows3.1は実態はDOSだって言われていたよね。その頃でもまだDVDは見られなかった。ROMとしてデータを読むのはできたろうね、おそらく。汎用のドライバでいけたんじゃないかな。試してないけど。

ゲームの中で、ヒロインが「瞬きをする」というだけで大騒ぎの時代。動きのある画面っていうのは画期的な時代だった。(他方、Macintoshは最初からそういったことを目指していた感があり、さすがに、さすが、というところ)

閑話休題

そんなこんなで、さすがのPuppyもバージョンが上がるに連れて重くなってきたわけですが、それでもこのMSI U100レベルのパソコンであればどうにかなるかもです。実はその前にLubuntuを試したんだけど、うん、重かった。いや、動かないということはないけど、こりゃ自分に向かないかも、と思った(ネット上で「最軽量!」といった表記をよく見かけますが、Lubuntuはまったく最軽量ではないと思います)。

その点、Puppyは、なんというか、優しい(笑) 不親切な部分も多々あると思うし、(設定関係がチンプンカンプンなので当たり前ですが)動かないソフト・インストールできないソフトというのもありますが、それでも、上述のように、私が使う範囲では、このくらいが丁度いい。

再びちょっと横道。

WindowsXPはよくできていたと思っていて。私はセキュリティとか効率とかそういうのはよくわかりませんが、使うだけの人として、単純に使いやすかった。

なにより軽かった。もちろん、OS上で動かすソフトの中には重いものもありましたが、OS自体は軽かった。当時、ASUSの1001だかなんだか、このU100とほぼ同じ仕様のパソコンを使っていましたが(あ、メモリーは1GBだったかな)、OSが重いと思ったことはなくて。

ただ、SP3になって一気に重くなったのかも?そうだったような記憶も、、、

また、メモリーが1GBでは、扱うデータの容量(特に自分で撮影した写真)が増えていくに連れ、どんどんきつくなっていった。

そういや、初期のChromeは重かったなぁ。激重だった。しかも勝手に関連付けとかしやがる最悪の仕様で。だから今でもChromeを使いたくない。Googleは使うけど。

ようするに、ここでも思うのは、データ容量がかさまなければ(セキュリティ系もね!)、パソコンもチープなままでよかったんだろうなぁ、ということ。

そして閑話休題

あまりに重いというか重厚なLinuxではさすがに無理だけど、普通に軽量と言われてるものなら、いろいろ試せそうな気がしてきた。7220ではそれさえもかなり選んでいたので、そこで疲れてしまうし、それで時間がどんどん過ぎてしまう。こうやって書く時間を失うし、思考が止まる。ソフトウェア的(ここをこう設定すればいい等)なことなら、それで解決しようともするけど、ハードウェア的にそもそも処理が追いついていないとなるとね、もうどうにもこうにも。そこを打開してどうこうしよう、までは考えていない。7220にはもっと相応しいLinuxがあるだろうから、それを試してみます。

当面の目標は、Puppy系で壁紙チェンジャーを動かしたい、です。いくつか有名どころを入れてみたんだけど、どれもこれも動かない。これは、試したPuppy系の全てで。壁紙が自動で変わるの、楽しいんだよなぁ。見ていて楽しい。スライドショーではなく、壁紙の自動変更。スライドショーはスクリーンセーバーでやりたい。そちらも実現させてみたい。

ウェブは、QupZillaを使っていましたが、Falkonというものになっていました。Falkonになったら少し重くなりました(ほんの少しです。相対的に見ればとても軽いです)。なので、特に困らなければ、aroraを併用しています。aroraはほんとに軽い。そしてちゃんと日本語が通る。Dilloはものすごく軽いんだろうけど、日本語が通らないので無理(どこかで設定できるのかもだけどわからない)。

と、書きつつ調べたら、Dilloの日本語表示について見つけたので、次回はそれ!